おしえて! Lyset Jensen リゼットさん
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育児期
24.05.13

【助産師監修】今さら聞けない!デリケートゾーンの正しい洗い方(男の子編)

Hej!リゼットです。
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Lyset Jensen

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前回女の子のデリケートゾーンの洗い方を学びましたが、男の子も一緒。
でも性器の形がちがうので、多くのお母さんたちは異性である男の子のデリケートゾーンのケアをしっかりできているでしょうか?皮があったり、なかなかおちんちんに触るのにも抵抗がある、というママさんも多いとのこと。

今回も、なかなか聞けないデリケートゾーンの洗い方を助産師のSAYURIさんに教えていいただきましょう!

男の子赤ちゃんの正しいおちんちんの状態

生まれきた赤ちゃんは包茎(おちんちんの先端部分である亀頭全体が包皮で覆われている状態)の状態が正常です。逆に包茎でない場合、尿道下裂などの先天性のおちんちんの異常を疑う必要があります。この時期は包皮と亀頭表面とが完全には分離しないでくっついています。しかしこの亀頭と包皮の間のわずかな隙間には汚れがたまりやすい状態です。

赤ちゃんのうちは包皮が柔らかく、まだ羞恥心もない時期なのでママがケアしやすい時期です。新生児の頃から始められると良いと思います。

1歳~2歳になって、自分で性器をさわれるようになったら、まずはお母さんがやって見せていいかな?さわってもいいかな?と確認してから洗い方を教えてあげてください。お風呂の中で、小さい頃から練習することが大切です。

幼児期はおちんちんに興味を持つ時期ですので正しいケア方法を教えてあげて、お子さんが主体で出来るようにサポートをしてあげましょう。小学生の場合は羞恥心が強いので、お父さんに介入してもらいケアしていくと良いと思います。


これって汚れなの?

生まれたばかりの赤ちゃんは胎脂とゆう脂(あぶら)でカラダは守られています。この胎脂が皮膚の構造が複雑なヒダなどにはべったりたまっている事はよくあります。またこどものおちんちんをよく見てみると包皮の下に黄色い脂肪のかたまりのようなものが透けて見えることがあります。これは皮膚の表面の新陳代謝によりできた垢であり恥垢(ちこう)と呼びます。これにより自然と包皮と亀頭表面の分離が進みむけやすくなります。通常この垢には細菌はついていません。成長と共に包皮がむけてくると自然に排出されるので特別な処置は必要ありません。


おちんちんのトラブル

自分で立って歩けるようになる1歳を過ぎると、外で遊ぶ機会が増えるので公園などで走り回って汗をたくさんかいたり、砂いじりをして手を汚すことが多くなる時期です。汚れた手で性器をさわってしまったり、デリケートゾーンの清潔さが保てていないと、包皮の間にバイ菌が入りやすく亀頭包皮炎という炎症が起こる場合があります。3才前後からおちんちんの先端が赤く腫れて痛がる、ということを男の子は経験することが少なくありません。

・おちんちんの先端部分(亀頭)が赤く腫れる
・痛みがある
・膿がでる
・おしっこをするときに泣く

このような状態になってしまうと、まだ上手く言葉で伝えられないお子さんは気になって何度もおちんちんを触ったり、はいているオムツやパンツの位置を直したり、機嫌が悪くなります。また、痛くて夜も眠れないこともあります。

このような症状がある場合は小児科ではなく泌尿器科に受診することをおすすめしています。

上記のような炎症などのトラブルを防ぐためにも、おちんちんを清潔に保つケアの方法をママもお子さん自身も身に着けていけるようにできるといいですね。


なぜいつものボディソープじゃいけないの?

デリケートゾーンは他のパーツと比較すると、「皮膚が薄い」「乾燥しやすい」「刺激に弱い」敏感な場所です。なんとまぶたより薄いみたい!ケアを怠ると、細菌感染や炎症をおこしやすくなってしまいます。

専用のソープでしっかりあらうことが必要です。またお肌の乾燥と一緒でデリケートゾーンも当然乾燥します。スキンケアと同じように、適切な保湿ケアも必要です。

デリケートゾーンの正しい洗い方を学ぼう!

1)シャワーでペニスをゆすぐ

2)清潔な手のひらにソープを2~3プッシュ

3)無理なくおろせるところまで皮をひきさげ、ソープで洗う

指の腹を使ってやさしく洗ってね。

(注意)
皮はおろせるところまでおろせれば十分。無理にひっぱったりしなくていいよ。

おちんちんのつけ根や陰囊(いんのう)のシワ、太ももとの境界は汚れがたまりやすいので、指で念入りに洗いましょう。皮にかくれている部分や、皮の根本のヒダには汚れがたまりやすいので、丁寧にやさしく洗いましょう。

4)シャワーで優しく洗い流そう
洗い残しはかゆみやひりつきのの原因になります。しっかりすすぎましょう。温度は35~37度にしましょう。

5)皮をもとにもどして完成

水気を落として皮を元に戻してね。包皮の上からでも丁寧に拭けばOK。

おやこでチェック!
  ☑爪は短く切っているかな?
  ☑皮を無理にむかない!
  ☑むいた皮はもとに戻す!
  無理に行うと皮膚が割けてしまって出血や、痛み、皮をもとに戻さないと締め付けられて元の状態に戻らなくなってしまう事の原因になるので注意しよう。

                                    出典:putte/性教育いらすと

デリケートゾーンケアのメリット

幼児期になると気になっておちんちんをよく触ってしまうお子さんも多いようです。触らないように叱るのではなく、汚れた手で触らないように普段から爪は短くしておきましょう。そして手洗いをおこない、手を清潔に保つことも大切です。

上記のような炎症などのトラブルを防ぐためにも、おちんちんを清潔に保つことは大切だと考えています。

お風呂に入ったときにケアの仕方をすこしずつ練習をしてトラブルを防ぎましょう。


<監修> 愛着形成専門助産師SAYURIさん プロフィール
看護師/保健師/助産師

【職歴】
東京大学病院女性外科
神奈川県のフリースタイル分娩 湘南厚木病院産科 勤務
一般社団法人 全国産前産後バースケアラー協会 理事

監修: Lyset Jensen

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