助産師直伝!授乳トラブル解決から予防策まで徹底解説【助産師監修】
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Lyset Jensen
産後ママが悩まれることの一つに「授乳」があります。産後の授乳(母乳、おっぱいともいいます)は、
産んでみてはじめて、その大変さがわかります。出産後数日たち、少し母乳育児にも慣れてきた頃おっぱいの張りで痛かったり、乳首に傷ができたり「どうしたらいいの?誰に相談できるの?」と、悩みがいっぱい。母乳育児が継続できるか心配になったりしますよね。最もよく体験するトラブルや解決方法をご紹介します。
産後ママのお悩み「授乳トラブル」
トラブル 1: 授乳が痛い!
【原因】乳首の皮膚が弱い、固い、または上手に吸わせられていない場合に痛みを感じます。
授乳をするのがはじめての初産婦さんに多い傾向にあります。
【解決法】妊娠中から乳首や乳輪のお手当をしておくことで、皮膚が強く、やわらかく、伸びる乳首になり痛みを感じにくくします。
赤ちゃんにおっぱいをあげる際は赤ちゃんに大きな口をあけて、乳輪まで深く吸ってもらうことで痛みを感じにくくします。
傷になってしまわないように気を付けて、授乳後は乳輪乳頭用の保湿クリームをたっぷりと塗ると良いでしょう。
トラブル 2: 赤ちゃんがきちんと吸いつかない
【原因】産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ目もほとんど見えていませんし、身体もふにゃふにゃ。
一生懸命おっぱいを探しますが、上手にくわえられません。
【解決法】ママが赤ちゃんをしっかり支え、おっぱいまで導いてあげると良いでしょう。乳輪乳頭が短い、固いなどの理由で飲めない場合は、保湿クリームをたっぷり塗って、乳輪乳頭をマッサージしてから授乳するとよいでしょう。
トラブル 3: 母乳の量の心配
【原因】母乳は赤ちゃんが産まれてすぐからジャージャーと出るものではありません。
出ないおっぱいを一生懸命赤ちゃんが吸うことで、ママの頭の中の母乳の生産スイッチが入ります。
【解決法】おっぱいを焦らず根気よく、頻回に吸わせることが大切です。
母乳が出るまでの間、ミルクを少量飲ませることもありますが、母乳は徐々に増えてくるものなのでミルクばかり増やさないよう、ミルクの量も助産師さんと十分に相談しながら検討していくことが大切です。
トラブル 4: おっぱいの張り、痛み
【原因】赤ちゃんが産まれてすぐはおっぱいは出ませんが、赤ちゃんがいっしょうけんめい吸ってくれてママの頭の中で母乳の生産スイッチが入ると、おっぱいが急激に張ります。
産後3,4,5日目くらいが多いです。
【解決法】母乳の生産スイッチが入ったら、今までよりも頻回に、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらいます。
ミルクを足していたなら、助産師さんに相談の上、ミルクの量を控えたりしてもよいでしょう。
張って痛みがつらいなら、搾ったタオルなどをあてて、ほんの少し冷やしてみるのも良いです。
冷やしすぎはよくないので、注意しましょう。

妊娠中は楽しく過ごし、産後もラクに楽しく育児ができるといいですよね。
みんなママは初めての経験をします。ママと赤ちゃんの時間が辛いものにならないように、出産した病院、助産院、母乳相談室、地域にある子育て支援センターなど困ったら早めに相談しましょう。身動きがしづらいときは電話で相談したり、行政が行っている訪問助産師をお願いしたりしてもよいですね。
1人で抱え込まずに、楽しい育児生活を送ってくださいね。

佐々木美香さん
出張専門助産院chichi院長
赤ちゃんの気持ち翻訳家
母乳と育児専門助産師
助産師・保健師・看護師。
東京女子医科大学病院母子総合医療センター
産婦人科医院勤務を経て東京都杉並区にて出張専門助産院chichiを開業。
「出産後いちばん早く安心をお届けする助産師」として、ご自宅への訪問産後ケアを行うほか、
様々な専門家とコラボした「出産力・母乳力・育児力アップ講座」を開催。
助産師向け講座も行う。自身も二人の男の子の子育てに奮闘中。
監修: Lyset Jensen