産後むくみ!なぜ起きる?原因から対処法まで【助産師監修】
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Lyset Jensen
女性のライフステージのなかでお悩みが多い「出産」。妊娠・出産前後は、女性の身体に内外ともに大きな変化があります。多くのママの悩みとなっているのが「産後のむくみ」。
産後のむくみについて、原因や解消法を紹介していきます。
産後のむくみの原因ってなあに?
むくみは浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、身体を構成する組織の水分が異常に増えた状態のことをいう。
妊娠中によくあるお悩み一つ、産後も悩まされることがある。
体内の血液・水分量の減少
妊娠中は赤ちゃんに栄養や酸素を送るために、体内を循環する血液量が約1.5倍増える。
出産時に羊水や出血とともに体外へ排出されるため、体内の水分不足から、体が水分を溜め込むように働く。
その影響で冷えや代謝が低下し溜め込まれた水分がむくみとなります。
母乳育児の場合、体内からより水分が失われるので、水分を体内に溜め込もうとする働きから、むくみやすくなります。
女性ホルモンの減少
出産から産後にかけて、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが減少する。
エストロゲンの水分貯蓄など、急な体液調節に関与するホルモンバランスの急激な変化によって、むくみが生じやすくなります。女性ホルモンの減少による反応で一時的に更年期のような状態を感じるママもいます。
骨盤内のリンパ損傷
出産時に産道を赤ちゃんの頭が通過していくときに、骨盤内に多く集まるリンパ節を圧迫しながら降りてくるため、リンパの流れが滞り、出産前にむくみがなくても、足がむくんでしまう事があります。特に、分娩時間が長引いてリンパ節の圧迫が続いた時や、急速遂娩といって短時間で出産に至る場合に、赤ちゃんの中で一番大きい頭による骨盤内の圧迫がむくみを引き起こします。
出産・育児疲労
疲労が重なるとむくみを感じます。慣れない生活習慣・運動不足・睡眠不足・疲労や長時間の授乳姿勢などもむくみに影響します。
産後のむくみ解消方法
適度な運動
赤ちゃんのお世話で同じ姿勢を長時間していませんか。そんな長時間同じ姿勢はむくみを悪化させます。室内では、ストレッチを取り入れたり背伸びをしたり、足首・膝・ももなど、関節の曲げ伸ばしを意識的行い血行をよくしましょう。
足湯
産後すぐの入浴ができない時期におすすめな足浴。足を温めて全身の血行が良くなり、むくみが解消されやすくなります。
洗面器やバケツなどに足首が浸かるくらいのお湯を入れ、両足を10〜15分ほど浸します(温度の目安は40℃)。
※冷めやすいので足し湯も用意しておくことが便利。
アロマフィットバスは香りでさらに癒し効果が期待されます。
マッサージ
ふくらはぎを足首から膝に向かって、両手で包み込むように引き上げます。
<ポイント!>
オイルやクリームをつけて、滑りを良くする。手を温めて行うとよりマッサージ効果があります。
姿勢
育児や授乳時は同じ姿勢になる時間が多くなり血行が悪くなり、むくみの原因となります。
授乳の度に体勢を変えてみたり、授乳クッションで高さを出すことで負担を軽くすることができます。

産後は体内から水分が奪われがちで、血行が悪くなりやすいため、水分をこまめに補給し、血行を良くすることが大切です。
産後のむくみの多くは生理的なもので、自然に改善されてくることがほとんど けれど、育児の大変な時期に
体のお悩みって辛いですよね。
少しでも楽に過ごせるように、ご紹介した対処法を試してみてくださいね。

佐々木美香さん
出張専門助産院chichi院長
赤ちゃんの気持ち翻訳家
母乳と育児専門助産師
助産師・保健師・看護師。
東京女子医科大学病院母子総合医療センター
産婦人科医院勤務を経て東京都杉並区にて出張専門助産院chichiを開業。
「出産後いちばん早く安心をお届けする助産師」として、ご自宅への訪問産後ケアを行うほか、
様々な専門家とコラボした「出産力・母乳力・育児力アップ講座」を開催。
助産師向け講座も行う。自身も二人の男の子の子育てに奮闘中。
監修: Lyset Jensen