生理モヤモヤ解消! 生理時の血の塊の原因から対処法【産婦人科専門医監修】
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Lyset Jensen
あなたは、生理中の経血にドロッとしたレバーのような血の塊が混じって驚いたことはありませんか?
リゼットで伺ったアンケートでは「自分だけなのか?」「誰に相談することなのかとモヤモヤしている」という回答。
今回の生理のモヤモヤは、「生理時の血の塊」についての原因から対処法までを二子玉川女性のクリニック院長 産婦人科専門医 佐賀絵美(エミ先生)にお伺いしました。
生理の時に出る血の塊はなんですか
排卵日が近づくと子宮内膜が厚くなり妊娠に備えます。
妊娠が成立しなければ子宮内膜は体内で溶けて液状になり、生理のタイミングで血液に混じって血液と共に組織の一部が排出されます。これが「生理時の血の塊」です。

血の塊が出る原因は?
血の塊が出てくることは、様々な原因によって引き起こされます。
♦女性ホルモンの分泌バランスの乱れ
生理は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンが周期的に変動し分泌されることで起こります。
『エストロゲン』という女性ホルモンは子宮内膜を厚くするのです。
このエストロゲンの分泌量が増えすぎてしまうと、子宮内膜が通常よりも厚くなり、経血の量が多くなり体内で溶けきれなくなり、レバー状の塊となってしまうのです。また、エストロゲンは20代後半~30代前半がエストロゲンの分泌が増える傾向あり、健康な女性でもレバー状の塊が現れてしまうことがあります。

♦月経過多
月経過多とは、月経の際の経血量が正常時よりも多くなる状態のことです。
正常では1回の月経で40mlほどの出血がありますが、それ以上の量の出血がある場合を月経過多といいます。
10~20代の比較的若年層と閉経間近の40代後半の方は、黄体機能不全や無排卵性周期症などで過多月経になる場合もあります。
月経過多にもホルモンバランスの乱れが関係しています。
この場合でも子宮内膜が大量形成され、溶かしきれなくなり血の塊として表れるのです。
♦血行不良
子宮の血流が悪くなると血液がドロドロした状態になり、血の塊となって出てきます。
血行不良が起こる原因としては、冷え、ストレス、不規則な生活や食習慣の乱れがあげられます。
♦女性特有の病気
血の塊が多く出る方は月経量が多いことのサインです。
子宮筋腫/子宮腺筋症/子宮内膜症/子宮内膜ポリープ/子宮体癌/子宮頸癌などの女性特有の病気が隠れていたり、知らないうちに貧血になっている可能性があります。
エミ先生からのアドバイス
生理の時に血の塊が出る方は、ホルモンバランスと血流の改善を意識した生活習慣を心がけてみましょう。
・体を冷やさない:入浴にはシャワーだけで済まさず、湯船に浸かって体を温めリラックスすることが大切です。
・健康的な食事:血行不良の改善の為、3食バランスよく食べましょう。
十分な水分摂取や適切な栄養も重要です。
・適度に運動:デスクワークの方は血行不良になりがちです。適度な運動を心がけましょう。
しかし、生理の時に毎日のように血の塊が出る方や非常に大きい塊が出る方は、産婦人科の受診をお勧めします。

佐賀絵美(エミ先生)
二子玉川女性のクリニック院長 産婦人科専門医
【生理モヤモヤ監修】
些細な症状を含めた女性の悩みを広く解決する、女性のホームドクター、かかりつけ医。
女性として、母として、医師としての立場よりアドバイスをいただきます。
監修: Lyset Jensen