日本人の価値観とワーク・ライフ・バランスについて
“1日10分じぶん時間をとって輝いて欲しい”
そのような願いで情報を発信しているの!
Lyset Jensen
Hej! リゼットです。
ワーク・ライフ・バランスという言葉が日本に根付いてから久しいですが、変わらず仕事と生活が両立しにくい現実に悩まされている人が多いのが現状です。 その要因は一体何なのでしょうか。
ワーク・ライフ・バランスって?日本はいつからはじまったの?
世界でワーク・ライフ・バランスという言葉が頭角を現したのは1990年代以降で、日本では2007年に内閣府が「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」(リンク)と行動指針を定めた頃から社会でも意識されるようになりました。
労働者が、⽇々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることができるフレックスタイム制度などが定着し始めたのもこの頃からです。しかし、「上司が帰るまでは自分もオフィスを出られない」といった日本人の昔ながらの協調性気質が影響し、中々バランスを取ることが難しかったようです。
2020年代の今では、企業内の世代交代も相まり、その日本人気質も少しづつ柔軟に変化してきています。
さらに昨今のテレワーク化が定着したことも後押しになり、よりワーク・ライフ・バランスを優先的に考える価値観が高まっています。今こそワークライフバンスへの転換点なのかもしれませんね。

ワーク・ライフ・バランスを実践することのメリット
ここでワーク・ライフ・バランスがどれだけ個人や社会に影響するのか、改めておさらいしましょう。
・女性社員が活躍できる環境への後押しとなる。
・労働力不足の改善につながる。
・個人個人の事情に合わせた働き方が可能になる。
・企業の生産性向上につながる。
・個人の仕事に対するモチベーションが向上する。
・ワーク・ライフ・バランスに取り組む企業のイメージアップにつながる。 など …
仕事と暮らしの時間がしっかりと分けられることで、子育てや自分自身のための時間が充実し、それが結果的に労働人口の増加・少子化などの社会問題の改善にもつながると見られています。
ワーク・ライフ・バランスを整えるコツ!
自身のワーク・ライフ・バランスを整えるステップが少しでも踏みやすくなるように、コツをいくつか紹介いたします。
1.仕事時間との境界線を設ける
仕事と生活との境界線をしっかりと設定することが大切です。
オフィスや仕事のデスクから離れたあとは
会社のメールを見ない・プロジェクトのことを考えないことに慣らすことが大切です。
行きつけのお店を見つける・読みたい本・見たい動画などを手元に用意するなど、仕事をOFFにした後にスイッチを上手に隠せるための方法を探してみましょう。
2.達成目標は小さなところから設定する
達成可能な目標を設定し、成功を重ねることが大切です。
いつもより5分だけ早く帰る。いつもより5分早く寝る。
たった5分でも続ければ大きな成果となります。
逆に急に1時間早く帰る、1時間早く寝る といったこれまでのリズムを崩してしまうと長続きしません。
3.心身ともに健康第一
ワーク・ライフ・バランスを維持するために重要なのは、まず身体的にも精神的にも健康であることが重要です。もし既に心身の不調が年単位で続いている場合は、転職や役割転換の相談をすることも検討してみてください。
とはいえ…会社に相談をするという事自体にも精神的なエネルギーが必要になるかと思います。まずは家族や友人などに少しづつ相談したり、医療機関にしっかり頼ることも必要です。
4.完璧は目指さない
ワーク・ライフ・バランスの理想像を追い続けてしまうと、かえってストレスやプレッシャーにつながります。
今日は残業してしまった… などと規則性から外れてしまったことに落ち込むのではなく、 こんな日もあるある。という流動的な受け流しが大切です。
デンマークの暮らしとワーク・ライフ・バランス
私のルーツであるデンマークは、ワーク・ライフ・バランス先進国として有名です。ワーク・ライフ・バランスが確立できているのは、上下関係やチームワーク・納期など、周囲との協調性を優先視する日本の文化とは異なり、仕事と時間をしっかりと分け、居心地の良い時間や空間を大切にする「ヒュッゲ」という価値観が昔から根付いていることが秘訣なのかもしれません。国の幸福度が高いと言われている理由は、やはり仕事と暮らしON OFF切り替えがはっきりしているこの文化がキーとなっていることがわかります。

自分らしいワーク・ライフ・バランスを少しづつ見つけて
とはいえ、今日からデンマーク人のスタンスをそのまま真似てみよう!なんて上手くはいきません。
我々がヒュッゲの文化に憧れを感じるように、日本の協調性文化も世界に称される素敵な価値観の一つですから、自分のこれまでの生活や価値観に合わせて無理なくできる所から始めてみることが大切です。
もしも日頃少ないと感じていた睡眠時間がワーク・ライフ・バランスの見直しで10分伸びたとしたら…それはとっても大きな成果です!
小さな変化を大きく喜んでくださいね!
監修: Lyset Jensen