秋冬の『冷え』対策に間違ったケアしていない?
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Lyset Jensen
男性に比べて熱エネルギーをつくる筋肉量も少なく、一度冷えると温まりにくい体脂肪率が高い女性は、気温が低くなってくる季節、特に『冷え』にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
手先、足先が冷えてベッドに入ってもなかなか温まらず寝付けない…デスクワークや家事・育児中、外出時もつらい冷えを我慢しながら過ごすことも多いですね。
リゼットも手足の冷えがとても強く、乾燥して感染症も流行る時期なので、健康には気を付けたいと思い、ちょっとした時間に簡単に行える、手足の血流対策として取り入れていた「爪もみ療法」※1というセルフケア法がありました。爪もみを発案した福田稔先生※1の娘さんが都内で自律神経や免疫力にフォーカスしたVE&BI治療院を運営されているということだったので鳴海理恵院長に、実は間違いだらけの『冷え』対策について色々教えていただきました!

秋冬は体を守ろうとして冷える!太る!乾燥する!
秋冬に入ると急激に起きる冷えや肌の乾燥。特に女性はお悩みの方も多いと思います。
東洋医学で秋は収(収束)の時期、冬は蔵(閉蔵)の時期。湿度が低くなり、寒くなってくると、体の熱や栄養を内側に収束させて、蓄えて蔵に閉じ込めるような働きがおきます。湿度が低くなり、外気も下がってくると、自分を守ろうと外側から熱を引き込み、栄養も中に閉じ込めよう代謝を落としていきます。これはあくまで本能的な働き。あくまで体は自身をプロテクトしようという働きなのですが、これが過剰になるといろんな弊害が起きてくるという矛盾が起きます。乾燥!冷え!太りやすい…、など。

木も秋になると実や葉っぱを落として幹を守ろうと収束しますが、これは女性にとっては、肌も枯れる(乾燥)!ことにつながります。秋はお米なども収穫の実りの時期。こういった栄養をしっかり蓄えるのですが、動物でいう冬眠と同じように、冬になるとさらにすべての代謝がスローダウン。蓄えて、代謝が悪い、となると当然脂肪がつきやすくなり、太りやすくなり、加えて体の血流が滞り、冷えが強くなるという弊害が起きてきます。冬は眠い、起きづらいというのも、生き物としての冬眠の名残り。しかし、そのまま冬眠するわけにはいかない人間にとっては不都合だらけになっていきます。
人間でいえば、幹とは、中枢神経。ここに、熱や栄養を集めようとする動きは、自律神経でいうと交感神経の動き。交感神経も湿度が減り、気温が下がったことに対して、危険を感じるからこそ優位になり、体を守ろうとしています。しかし、中枢神経側(頭や脊椎側)に向かって熱が集まりすぎるので、全身に血流がうまくまわらなくなり、頭熱足寒(頭寒足熱の反対)※2の状態に。頭はぼーっとしても下腹部、お尻、手足は冷え冷え。この状況が長く続きすぎることは、免疫低下につながります。秋冬に病気にかかりやすいのは、自律神経や免疫においても理由があるのです。
実は間違いだらけ?! 冷えを加速させる健康法のミスチョイス
というわけで、冬眠できない女性にとってこの時期やるべきことは?となってきます。しかし、現代は豊かになったからこその、食や色々な健康法のミスチョイスが多く起きてしまっているのも事実。このミスチョイスが、さらに冷えを加速させている!なんてことも。
健康法が冷えをを呼ぶ?!
最近にはいろんな健康法が存在しますが、季節も意識しない健康法はいかに矛盾だらけか!ということに気付かねばなりません。健康法の寄せ集めは怪我の元。温まって血流をよくして、と狙ったはずが、結局冷やして、血流ダウンなんてことが起きている可能性も。
・話題の乳酸菌飲料、ヨーグルト
女性にありがちな便秘などのお悩みから、腸活!がさかんになりました。その代表格になりがちなヨーグルトや乳酸菌飲料。しかしながら、そもそもですが腸の働きを支配しているのは誰でしょう…?、自律神経なのです。
自律神経という調整役がうまく働いている環境こそが本物の腸活です。どんなにいい菌があるからといって、それを入れたとしても、悪い環境下ではいい菌は悪玉に食われて終わりです(チーン)。
加えて、冬場、ヨーグルトを食べる。これを想像してみてください。温まる感じがしますでしょうか??
やわらかく、流動的、白っぽい食べ物というものは、東洋医学的に言えば、陰性に当たります、冬は陰、夏は陽というのは想像ができるかと思いますが、冬の陰に陰をあえて加えて健康法と呼んでしまっています。
乳酸菌=乳製品にできるもの、ではなく、もともと日本古来からある味噌や漬け物などの発酵食品に含まれるもの。根菜たっぷりの味噌汁(添加物漬けではない)、の方がよっぽど体を温めます。それこそが、本来の腸活ではないでしょうか?

・サラダ、野菜ジュース、果物
野菜、フルーツ=健康!となってしまいますが、季節や調理法や量を考えなければ逆に完全アウトになりやすいもの。特に生!は注意が必要です。
みずみずしく水分が多い、腐りやすい、色がカラフル、なんていう特徴は、陰が強い食べ物の代表的特徴。こういった食べ物はあくまで引き算的に使うと考えるとよいかと思います。少し食べ過ぎで体が重い、肉など動物性食品が多かった、暑いし、体も熱がこもってて不快!などという時に適量を取ることでスッキリとさせる食べ方なのです。
あくまで、寒い、冷えが強いなどという時に、野菜ジュースが健康にいいから、たくさん飲む!と想像してみると、さむーい感じがしませんか?それが本能の声で、正解です。使い方や量を間違うと、健康なつもりが、冷え過剰の不健康まっしぐらになってしまいます!
冬場には冬の旬、土にもぐって育つような野菜、硬さのあるも野菜がおすすめですし、フルーツも冬にできるものをあくまでサブとして適量とるということが大切。
日本の冬において、バナナ健康にいい説は、有効にはなりにくいもの。なぜ、あえてこの時期において、南国の暑いところで育つものを取る必要性が?とまずは考えられるようにならないとです。あくまで口直し程度ならありな話ですが、商業優先な社会はワナがいっぱい潜んでいます。
温めているようで実は冷やしている健康法?!
さらに話を進めますと、温めるといって実は冷やしている?!というものまで出てきます。健康法は流行、ファッションではなく、確かな認識!感覚!本能!が大切。しかし、多くの健康法は認識がないまま一人歩きでまことしやかに語られていきます。
温めるということにはいろいろ方法があると思います。しかし、多くが、温める部分が表面で、むしろ、中は冷やしてしまっている?!ということがあるのです。わかりやすい例でお話ししようと思います。
・サウナ、唐辛子、スパイス!など。
これらは、体力のある人にとっては、適量をうまく使うことで熱を巡らすことにつながることはあっても、冷えが強く体力のない人は、温めるために利用するのは、絶対避けた方がいいもの。

辛いものは温める、スパイスたっぷりで、などというフレーズはお聞きになったことがあるかと思います。
しかし、これは温めているというよりは、外に向けて熱を発散させている!ものなのです。一旦量が多くなると、汗となり外に熱を放出して、冷やす!という作用につながります。インドなどもスパイスがさかんですが、熱が体にこもりすぎることを避けるため、スパイスで熱を放出させて抜いていると言えます。ある意味クールダウンさせるための食文化と言えます。実は唐辛子を含む多くのスパイスは陰性のかなり強い食物なのです。
ちなみにですが、女性の大好きな甘いもの。
砂糖は体を緩め血管を拡張する(しすぎる)作用があり、血流が落ちやすくなり、クールダウンさせてしまう傾向があります。おいしいのはわかりますが、体とのバランスを考えて、あくまで嗜好品は嗜好品、体を作る基礎ではないという認識が必要。冷えていればいるほど、ストレスを感じやすくなり、ストレスから、冷えているのに甘いものを食べたい矛盾。このスパイラルにハマらないようにするには、やはり認識!して食物を選んでいく大切さがあると思います。
・サウナは究極
冷え、体力レスの強い傾向にある人が絶対やめた方がいいというもの。サウナです。

表面熱の典型例で、外側を熱くして(夏の気候以上に急激に暑い)急激に汗をかかせてクールダウンするやり方。中身が温まったわけではありません。なので、体力があって熱がある人には、ガーっと汗をかくことはスッキリ感が出て、いわゆる、整う、ということになると思います。しかし、これが、普段から冷えの強い人が温めるために、血流をよくするためにやっているとしたら正反対です。
むしろ、無理矢理汗という水分を抜かれたことで、体が危険を察知し、ますます血流を落とし臨戦体制の交感神経過多になっていってしまうので要注意です。大事なのは、表面を温めることではなく、体の芯の方に十分ないい熱が充満してこそ、手足に初めて血流をまわす準備ができるもの。デトックスすればと始めたつもりが、ますますデトックスできにくい体になってしまいます。
電気毛布、カイロ、これらも芯を温めず、表面熱になるので健康法に使うものではないという認識が必要です。過度に間違った温め方をすることは、冷えやすい体質につながります。体質改善のためには向きません!
取り入れてみよう! 正しい温め法
冬場、体を温めるには、お料理であれば、根菜、煮込む、焼くなどが大切。土鍋や鉄鍋も温め度をアップさせる調理器具。いい醤油や味噌などふんだんに使ってもいい季節でもあります。

なお、精白した食品も体を冷やします。白米ややわらかいパンばかりでなく玄米や雑穀などもっと意識的に食べること。糖質=悪者ではなく、精白しすぎているから問題が起きやすくなるのです。小麦粉などは精白した上に、粉にまでしているからこそ、酸化が進みやすくなり、アレルギーが起きやすくなるだけ。穀物の原型に問題があるわけではなく、あくまで食べ方を間違った結果かと思います。むやみな糖質抜きは、むしろ自律神経を不安定にします。
白米は水に長く浸けたら腐りますが、玄米は芽が出ます。生命力のある食べ物で、白米にはない多くの栄養も含みます。そういったものを調理することが大切。豆などもよいと思います。
入浴法に工夫も有効。お風呂に岩塩を入れたり、ヨモギなど薬草風呂にするなぉも体を芯からほかほかにしてくれますよ。温泉にいくのもおすすめ。
正しい温め!を取り入れて、血流をあげることで、肌のトラブルや冷えも格段に改善しやすくなります。十分な熱が体に蓄えられていることを認識すると、自律神経も副交感神経が優位になり、安心モードになります。体を守らなければ!という過剰な臨戦体制の状態を解除され、血流を全身に回してくれるようになります。
※1 爪もみ療法
爪の生え際は神経線維が密集しており、ここを刺激すると、過度なストレスなどで乱れた自律神経を、バランスのとれた状態に戻してくれます。すると、免疫力も正常化するため、さまざまな病気や症状に対して効果を発揮します。手足の先には、動脈と静脈を結ぶ血管もたくさんあります。爪の生え際を刺激することが、ポンプのような役割を果たし、手足の先で血液が迂回する流れを、スムーズにする効果もあると考えられます。
※2 福田稔先生 新潟大学大学院の安保徹教授とともに「福田―安保理論」「自律神経免疫療法」を確立した医師
※3 頭寒足熱 頭は涼しく足は暖かい状態が健康であるという、東洋医学の考え方。ストレスや緊張を感じやすい人、勉強やデスクワークの時間が長い人は頭に熱がこもりやすく、「頭熱」となる傾向にあります。また足の筋力低下が「足寒」の原因となりますので、運動不足の人は注意が必要です。「冷えは万病の元」といいますが、全身の「熱」と「冷え」の調和を図ることは、さまざまな病気の予防や改善につながります。
<監修> 鳴海理恵さん プロフィール
一般社団法人 TIP 理事/ VE&BI治療院院長
VE&BI治療院ホームページ
福田稔の長女であり、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師、食事療法研究家。
成城大学文芸学部英文学科卒業。アメリカのクシインスティテュートにてマクロビオティクスを修得。
その後、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得。
食事、運動、治療をモットーに体の自然治癒力を引き出すアプローチで効果を上げている。

体にいいと思ってやっていたことや食べ物が実は冷えを招いていたなんて…。
季節のものを食べるって大切だなって改めて感じました。
鳴海先生、とても分かりやすくありがとうございました!。

God dag! リゼットです。
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監修: Lyset Jensen