【ひとりひとりの生理に寄り添う】大王製紙 小野さんに聞いた!多様性と生理
“1日10分じぶん時間をとって輝いて欲しい”
そのような願いで情報を発信しているの!
Lyset Jensen
なんと生理ナプキンエリスにヒグチユウコさんとのコラボデザインが登場し、ヒグチユウコさんファンのわたしは思わず飛びついた。これまでも蜷川実花さんが手がけるブランド『M / mika ninagawa』やHERALBONYなど女性憧れのブランドや各界のオピニオンリーダー、人気キャラクターなど幅広いジャンルでコラボレーションを展開している生理用品ブランド「エリス」。隠すべきもの、公にできない存在だった「生理」の概念にとらわれず、ひとりひとりの多様性に向き合いながら、近年問題が浮き彫りになっている「生理の貧困」に対しても早くからアクションを起こしている。約40年間、生理のある方のさまざまな悩みに向き合ってきたからこそ、生理を一番当たり前にとらえる大王製紙株式会社の生理用品ブランドエリスの挑戦について、 フェミニンケアブランドマーケティング部の小野郁子さんにお話しをお伺いしました。

だれかではなく、あなたのそばに。
生理用品ブランド「エリス」は 1985 年に誕生し、2022 年、ブランドメッセージを「だれかではなく、あなたのそばに。」として、ひとりひとりに寄り添うブランドに刷新されました。もともと素肌のきもち コンパクトガードという商品は、バリキャリの女性をターゲットに、オフィスでもスマートに持ち歩け、経血の吸収力も長時間のデスクワークにも対応した漏れない仕様になっていましたが、コロナ禍を経て様々な働き方、生活の仕方、個性をお持ちの方、それぞれに寄り添っていきたいという想いで、エリスならではの痒い所に手が届く商品でありたいとリブランディングしました。持ち歩く際の恥ずかしさを払拭し、持ち歩きたい!と思えるようなナプキンを目指し、生理の時のブルーな気持ちが晴れ、ナプキンひとつひとつの柄を見ても気分があがるような、個々が好きな柄が選べるように♯meetmyelisをキーワードに、ナプキンらしくないアメニティのようなデザインを採用。「ヘラルボニー」は、国内外の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点を超えるアートデータを軸に作品をプロダクト化し、障害のイメージを変えることにチャレンジしている会社。ひとりひとりのありのままの姿が社会の中でリスペクトされていくことを目指し、「障害」という言葉が持つ価値観のアップデートに日々取り組んでいます。そんなヘラルボニーとのコラボレーションで生まれた「エリス コンパクトガード ヘラルボニー企画品」は2024年6月に数量限定デザインとして発売しました。一人ひとり異なる生理のゆらぎを、そのまま受け入れることができるよう「ひとりひとりのありのまま」に寄り添える商品でありたいと生まれたナプキンです。

これらのコラボレーションデザインのナプキンは、SNSなどでも発信されたり、 友だちの間でも話題になり、生理が”隠すべきもの”ではなく” 語られる”ようになった新しいきっかけでもあります。
奨学ナプキンとハートサポート
エリスは生理のある方をとりまく環境についても、寄り添うべく焦点を当てています。
コロナ禍により顕著になったと言われる「生理の貧困」。日本はもとより海外でも生理は恥ずかしい、隠すべきものという風潮があり、何か困った事があっても我慢するのみで周囲に相談できない状況であったりします。経済的に生理用品が自由に自分で購入できない学生や、正しい知識がなく何が起きたのかわからない状況で、生理の事を親に相談できず正しい対処ができなかったり、シングルファーザーで生理のことを父親に言えなかったり、親と良好な関係ではない子どもはより相談しずらい環境にあり、生理自体を親に伝えられず、ひとりで悩んでいる可能性もあります。
生理の貧困は、生理用品が買えないことだけを意味しているわけではありません。十分な生理用品がないため外出を控えたり重要な試験などを休んだりといった、女性の社会進出に対する機会損失も意味しているのです。そんな自分ではどうすることもできない状況にある若い世代に寄り添おうというエリスの社会貢献プロジェクトのひとつめが『奨学ナプキン』。

経済面や環境面など、さまざまな理由から生理用品の入手に困っている生理のあるすべての学生の方を対象に、生理用ナプキンを1年間無償で配布するというもの。3年目となる2024年度までに、累計19,000件超の応募があり、総勢6,000名を支援してきました。
・枚数を気にせず使えるようになったので部活や勉強に集中できた
・コストを気にせず夜用ナプキンを使えるようになって生理中も熟睡できるようになった
・ナプキンを交換する頻度が増えたので、生理期間中の皮膚トラブルが減った
・トイレに行く回数を減らすために飲食を控えていたが、好きなものを好きな時に食べる事ができるようになった
・病気や危険なサインがわからないので、生理教育をもっと充実してほしい
・生理についてニュースを目にする機会が増えたが、興味のない人にも理解が広まってほしい
生理期間中も前向きに過ごせるようになったという感想や、生理への理解を広く求める声もあがり、個々人の問題から社会全体への取り組みへと拡大していっています。
また開発途上国では生理用品が入手できないだけでなく、衛生的なトイレや入浴施設が少なく衛生的な水も不足しているため、身体を清潔に保つことや生理用品の適切な廃棄が難しくなっています。世界中の女の子たちの環境についても考え、行動するきっかけにして欲しいとの想いから、2018年10月11日の「国際ガールズ・デー」に始まった女性の自立を支援するプロジェクトが『ハートサポート』プロジェクト。

2018年に、SNSで対象の投稿に「いいね」をすると1枚の生理用ナプキンが支援先のアフリカ・ケニアの女の子に届く仕組みで、上限の200万「いいね」が集まり、200万枚の生理用ナプキンを寄付。 続く2019年にもSNS でハートモチーフの写真に#ハートサポートをつけて投稿すると、1 投稿につき1 つの支援プランがケニアに届く仕組み。28 日間で上限の 5,000 件に到達し、現地の女の子の自立をサポートする 7 つの支援を実施しました。
2021年からはザンビアに支援先を変更、SNS での 1 投稿につき布ナプキン 1 枚分の作製費が支援されるサポートを開始。キャンペーン開始後わずか2週間で上限の3,000件を達成。コミュニティスペースも開設し、衛生に関する情報提供や看護師によるカウンセリングサポートをしています。2022年にはSNSを通じた参加型のプロジェクトに加え、渋谷区・宮下公園に「オリジナル支援販売機」を設置。 SNSキャンペーンと自販機を合わせて、合計5,142枚の布ナプキンの作製支援につながりました。 2023年は、日本とザンビアをオンラインでつなぐ「世界女の子会議2023」とSNS キャンペーンを実施。合計5,000 枚の布ナプキン作製支援につながっています。2024年においても、SNSを通じた布ナプキン作製支援に加え、日本の女子中学生を対象にした「特別授業」を実施し、生理について伝え合う大切さを学生とともに学びました。
ザンビアでは繰り返しつかえる使える布ナプキンをつくり、作製した布ナプキンの販売によって収入を得る機会を提供すると同時に、生理により学校いけず、勉強ができなくなる機会損失をなくし、健康・衛星・性に関する知識の普及を行う事で、女の子たちを取り巻く環境や意識の改善にも取り組んでいます。
働き方、学び方、家にいる時間、多様化するライフスタイルの変化があるなかで、生理による悩みは0にはならないけれど、エリスは一緒に悩み、不満に答え、変わっていかなくてはならないと思っています。

生理の悩みの中で、月経過多で漏れの悩みがとても多くありました。寝ている間の経血モレの悩みも多かったですが、修学旅行中やレジャー施設等の昼間のイベントの時などやもちろん仕事中でも、昼間でもナプキンを交換できない・漏れたくないというシーンでの環境に対応し2023年9月にはエリスから初の生理用ショーツ型ナプキン「エリスショーツ」が誕生しました。限りなく増えていく変化に応じた進化が、QOLをあげる相乗効果になると信じています。
これからもひとりひとりに合った生理用品を見つけていただけるよう、商品開発も進めてまいりますので、ぜひ店頭でもエリス商品をチェックしていただき試していただけたら嬉しいです。
フェム活躍研究所

小野さんは結婚や出産といったライフイベントに際し、ご家族の協力があり、女性だから大変!じぶん時間がない!と感じたことがないそう。お子さんの保育園の送り迎えなども、夫と協力することでお仕事も家庭での生活も両立することができたとか。少しお子さんが大きくなった今は、たまったドラマなどをVODで朝活でのんびり見る事がリラックスタイム。

反面、息子さんがサッカーを始めた時には、なんと自分もやってみよう!とご自身もサッカーを始めてみたり、カラダを動かす楽しさに目覚め、フラダンスも習い始めたり非常に活動的な面も。お子さんと同じ趣味も、じぶん時間も謳歌されて、時間を上手に使いながら、じぶんの人生を存分に楽しまれていてステキでした♪
ひとの数だけ、くらしや価値観があるように。
生理に対する想いや悩みは、ひとりひとり違うから。
エリスは、ほかのだれかではない、あなたの気持ちを大切に、
あなたが望む生理の過ごし方を支えていきたい。
繊細な肌に直接ふれ、こころとからだに向き合うからこそ、
これまでの当たり前にしばられない発想で
ひとりひとりの生理の関係を、もっとここちよく。
あなたがあなたらしくいられるように。
今日もエリスが、そばにいます。
ひとりひとりの生理が全く違い、とりまく環境もそれぞれ。
そんな中でもできるだけここちよく、じぶんらしくいられる方法を探していこう。

God dag! リゼットです。
あなたに1日10分でも素敵な時間#mytimeを
とっていただけるように様々な情報を発信します!
監修: Lyset Jensen