おしえて! Lyset Jensen リゼットさん
PMS期
24.10.07

【ピンクリボン月間】術後ケア方法を知ることで自分らしさを失わない

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Lyset Jensen

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毎年10月は、「乳がん月間」です。 乳がんは、日本人女性の9人に1人が罹患し、40歳から50歳代の女性のがん死亡原因の1位。身近に潜む乳がんの脅威ですが、早期発見・早期治療による10年後の生存率は90%以上【注】です。【注】出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2023」

早期発見には、日頃からのブレストアウェアネス(乳房を意識する生活習慣)と、40歳から2年に1回の定期的な乳がん検診受診が大切。術後に使用するシリコンパッドや下着を取り扱っている日本シグマックス株式会社のピンクリボンアドバイザーでもある宮浦奈理枝さんに、乳がん罹患後に本当に大切なケアのお話などをお聞きしました。

ウェルネス事業部 ウェルネス事業推進課 ピンクリボンアドバイザー 宮浦奈理枝さん


乳がんとは

乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、未産などエストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られるからだと考えられています。もともと欧米に多かった乳がんが日本で増えているのは、女性の社会進出などのライフスタイルや食生活の欧米化が、影響しているからだと考えられます。


乳がんは、非浸潤がん、浸潤がんの大きく2つに分けられます。

非浸潤がんは、「乳管」や「腺葉」の中にがん細胞がとどまっている段階のがんです。しこりを触れないことも多く、検診のマンモグラフィや超音波で発見されたり、血性乳頭分泌で気づかれるがんが含まれます。非浸潤がんは早期のがんで転移をおこさないため、この段階で治療ができるとほぼ完治できます。

「乳管」からがん細胞が「間質(乳管の外部の組織)」に広がったものを浸潤がんと呼びます。しこりを触れる乳がんの多くは浸潤がんです。浸潤がんは浸潤性乳管癌(硬性型、充実型、腺管形成型)と、特殊型(粘液がん、浸潤性小葉がんなど11種類)とに分けられます。それぞれマンモグラフィや超音波での見え方や、がんの性質が異なります。

完治が見込める非浸潤がんのうちに早期発見するためにも、マンモグラフィや超音波での検診を定期的に受診しましょう。


罹患後の悩みはひとつではない

1975年にドイツで創業し、世界各国の支社で乳がん術後用シリコンパッドやブラジャーを取り扱うamoena社。日本シグマックス株式会社が、その製品の取り扱いを始めたのは2008年の事でした。

ひとくちに乳がんといっても、前述したように症状や副作用、手術の内容により乳房を全摘出したのか、一部切除したのかなど、症状も術後の状態も人それぞれ。術後、多くの方が悩まれている悩みは多岐に渡ります。乳がんの罹患者さんたちはとても孤独で、女性ならではの胸というカラダのデリケートなパーツでもあり、自分ひとりで悩みを抱えこんでしまう方が多いのだとか。抗がん剤などの薬物療法後のアピアランスケアも多くの罹患者さんが抱える悩み。髪の毛、爪、まゆ・まつ毛などの脱毛なども悩みの一つ。実際に罹患者さんが何に困っているのか、他者が理解する事はとても難しいものです。乳房摘出などで、胸の形が変わってしまった後、摘出後の対処としてはシリコンパッドを胸に貼ったりブラに入れたりするなど術後の胸のサポートがありますが、「爪が下着にひっかかってしまうので、ひっかからないような下着はないか?」等相談される事もあり、現実的にはそのような下着はないので、モノで解決するのではなく、ハンドケアなど、きちんと丁寧に詳しくケアの仕方をお伝えすることで、少しでも悩みの終着点がわかり、気持ちが安心してもらえたらという想いでご提案をしているそう。


ケア商品をより身近なものに

シリコンパッドや下着などの術後の胸のサポートとなる商品展開と同時に、商品だけではなく人にフォーカスして心と体のケアを医療従事者以外でも企業努力していくべきという宮浦さん。

コロナ禍ではお客様より「お店に行けない」「なかなか実物を触ることができない」という悩みも多く寄せられたことがきっかけで自宅でのお試しや、LINEでのチャットや電話などでの相談窓口の設置、商品発送や返品時の送料を無料にする、などお客様に寄り添うためサービスを盛り込んだアモエナ公式オンラインショップを2020年12月より運用開始しました。開始後、弊社の代理店のないエリアの方から、「いままでは隣県まで電車で行って購入していたが、自宅で気軽にお試しして、購入できた」と感謝のお言葉をいただきました。今後も身近に感じていただけるようなサイトにしていきたいと思います。




フェム活躍研究所

大学時代は音楽大学で声楽を専攻。元々は音楽の先生になるため、音楽教育を専攻予定でしたが、音大受験項目に苦手な視唱(初見の楽譜を見て歌う学習)があったことから仕方なく声楽レッスンを開始。声楽の先生の素敵な歌声と音楽に対する姿勢に魅了され、先生と同じ専攻を受験。大学在学中、中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)を無事取得。大学院修了後はピアノや声楽アンサンブル指導(合唱やアカペラなど)をしていましたが、日本シグマックスに入社後、音楽から遠ざかり、現在は気の合う方とアンサンブルをしながら練習後に飲みに行くことが楽しみだそうです。

広島出身の宮浦さん。現在は本社(東京新宿)に在籍していますが、amoena商品の取り扱いがシグマックスで始まった時はまだ広島にいました。中四国営業所(広島)勤務時代に幼なじみを乳がんで亡くします。31歳という若さでした。なぜ彼女が亡くなってしまったのか、当時あまりのショックに理解できず、のちに彼女になにもしてあげられなかったと後悔したそうです。その後、会社で取り扱っている乳がん術後のアモエナ商品の取り扱いについて真剣に考えていきたいと本社へ異動。2013年にスタートしたピンクリボンアドバイザー資格を取得。ピンクリボンアドバイザーは自分自身の身体、大切な人の身体を守るために人材の育成が目的で作られた制度です。大切な存在を失った自分だからこそ、一人一人の異なる悩みに寄り添い、協力できる人を巻き込んで早期発見・早期治療の啓蒙を広めていきます。



乳がん術後用シリコンパッド専用下着に関する製品情報一覧





10⽉ピンクリボン⽉間では、「自分らしさを見つけるケアタイム」を通じて、乳がん罹患者のみならず、⽀える⼈々や社会に向け、乳がんは⾝近な存在であることを発信し、罹患者たちが乳がんと共に⽣きやすい社会の実現を目指し、多くの方に検診の大切さ、自分ケアの大切さをお伝え致します。

監修: Lyset Jensen

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