(教えて、高尾美穂先生)女性のカラダの基礎知識:女性ホルモンの上手なつきあい方
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Lyset Jensen
女性の人生(ライフステージ)では様々なお悩みのキーワードを聞きますよね。PMS、PMDD、生理痛、産後うつ、更年期障害、更年期うつと様々。自分の身体でもわからないことが多く不安になっている声も聞きます。そんな不安の声の一つ“女性のカラダの基礎知識 女性ホルモン”について産婦人科医 高尾美穂先生に教えてもらいました。
高尾先生、女性ホルモンってなんですか?
女性ホルモンには、代表格である「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と妊娠をサポートする「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つがあります。
●エストロゲン
妊娠に備えて受精卵のベッドになる子宮内膜を厚くする作用があり、分泌量がピークを迎えると排卵が起こる。
⇒女性らしさを保つ『美のホルモン』
●プロゲステロン
排卵が起こったあとに卵巣から分泌されるプロゲステロンの量が増加。子宮内膜を整え妊娠成立を助ける準備にはいる。
⇒妊娠・出産に深く関わる『母のホルモン』
知っていただきたいのは ”女性の人生と切っても切り離せない女性ホルモンの分泌量の変動”について。
人生(ライフステージ)で様々なお悩みがありますが、実は女性ホルモンの変動と関わっていて、心も体も大きく揺さぶられているのです。
女性ホルモンの変動の全体像を知っておこう
20代:エストロゲンの分泌量が安定する性成熟期を迎え、20年間ほど続いていく。
この期間はホルモン分泌量の変動が大きく、生理痛やPMS(月経前症候群)などに悩まされることが多い。
30代後半から:エストロゲンが徐々に減少していく
40代:エストロゲンの分泌が急激に減少して更年期を迎える。それに伴い、更年期の不調を感じる人もいる。
50代前後:閉経によりエストロゲンの分泌がなくなり、閉経以降は骨粗鬆症・動脈硬化などの不調や病気が起こりやすくなる。
うれしい効果もたくさんのエストロゲン
エストロゲンには、女性にとって、とってもうれしい効果があるのです。
・血管の弾力性を保つ
・肌や髪のツヤを保つ
・骨を丈夫にする
・自律神経の働きを整える
このようにエストロゲンのおかげで、美と健康が保てるのです。女性ホルモンとは上手につきあうことで素敵な人生になりますね。

あなたが今いる場所を確認し後悔のない人生を
全体像を見ていただいたとおり、年代によって症状も様々です。
症状や病気は人によっても違います。出る人、出ない人と様々です。
まずは全体像を把握することで、今自分がどの時期にいるかを知り過ごすだけでも人生のデザインがしやすくなり、悩み少なく過ごせる人生になるはずですよ。

高尾美穂先生
イーク表参道副院長
産婦人科医
女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長、スポーツドクター。婦人科の診療を通して女性の健康をサポートし、 女性のライフステージ・ライフスタイルに合った治療法を提示し、選択をサポートしている。
監修: Lyset Jensen