【産婦人科医師監修】20代、30代で起こる閉経(早発卵巣不全)⁈ 妊娠はもう不可能?
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Lyset Jensen
忙しくて婦人科にいく時間がない、婦人科に行くのが気恥ずかしい、時間がかかりそうでめんどくさい、、、と生理不順なんて良くある事、と高を括って受診せずにいたら、実は取返しのつかない病気が隠れているかもしれません。早発卵巣不全の治療に専門的に取り組まれている東京都目黒区にあるローズレディースクリニックの石塚清子先生にこの病気のことを色々教えていただくことにしました。

20代、30代でも閉経する早発卵巣不全の原因は?
40歳未満で卵巣機能が何等かの原因で低下し、月経が約3ヶ月以上止まってしまっている状態の事を指します。卵巣の手術を受けたり、抗がん剤治療、放射線治療を受けた結果卵巣の機能が低下してしまうなどの影響もありますが、ストレスなどにより免疫のバランスが崩れて起きる場合や自己免疫疾患(橋本病や全身性エリテマトーデス(SLE)などとの併発)など様々な要因が考えられます。手術歴や治療歴を加味した上で、卵巣機能を低下させる大きな要因の一つである喫煙歴なども注意してみる必要があります。染色体の異常が原因の場合もあり、早発卵巣不全の多くは遺伝的要因が関与しています。

しかし約100人に1人の割合で起きる病気で、月経不順が先行することが良くあり、気づいた時にはそのまま無月経になっていたということが少なくありません。ホットフラッシュなどの更年期によくみられる症状があらわれていたり、閉経の兆候としてよく知られる症状が表れている事もあり、そのような不調を見逃さず、放置しないことが重要になってきます。
早発卵巣不全と診断されたら、もう子どもは望めない?
将来妊娠・出産を望んでいたのに、早発卵巣不全と診断されてしまった…。もう子どもをもつ事はあきらめなくてはいけませんか…?というご相談をいただきます。

先ほど申し上げたように早発卵巣不全は、卵巣機能が何等かの原因で低下してしまい、無月経になった状態です。そのまま完全に閉経してしまう早発閉経と、卵巣に卵胞が残っており、診断後も非常に低い頻度ながらも卵胞発育や排卵が起こる場合があります。
早発卵巣不全の診断後でも妊娠の可能性は十分あります!!
無月経となってからの期間の短い患者様ほど妊娠率は高く、35歳未満、無月経4年未満の患者さんでは一般不妊症の妊娠率とほぼ変わらない妊娠率が得られています。無月経を長期間放置すると、妊娠が難しくなるだけではなくエストロゲンの欠乏・低下により、閉経後に現れるような症状の骨密度が低下して骨折しやすくなる、心臓や血管に動脈硬化などの異常が起きやすくなるなど全身にも影響を及ぼし、無月経期間が長くなればなるほど長く厳しい不妊治療が必要となります。

お子さんを望まれる場合、妊活は時間との戦いです。当院では早発卵巣不全の専門治療を行っております。10年以上研究を重ねた減少した卵子を効率的に成長させる方法とローズ法と呼んでいる独自の生殖補助医療を組合せ、早発卵巣不全の不妊患者様の25%の方で卵胞発育が得られ、そのうち約70%の方から卵子がとれ、取れた卵子の80%を体外受精にて受精させられるようになりました。非常に強いストレスを抱えている早発卵巣不全の患者様ですが、不妊治療が終了したあとも一生涯に渡りサポートしております。安心してまずは受診をご検討ください。
いつもと違う…に気づけるのはじぶんだけ。
一人一人の体とライフプランをもっと大切にするために、
気づいた時に産婦人科を受診するあなたの一歩をお手伝いします。

石塚清子先生
ローズレディースクリニック医師
日本産婦人科学会認定産婦人科専門医
大学病院やクリニックで数多くの難治性不妊症の方々の診察に携わっております。患者様のご希望に添える様、お気持ちに寄り添いながら最善の医療を ご提供できるよう日々邁進しております。
監修: Lyset Jensen